Version 6 新規機能と増強機能のご紹介
■ 主要機能一覧 ( クリックすると各項目へJUMPします。 )
固有のVISI 図形ファイルの読込み
固有のVISI図形ファイル( 拡張子 .WKF )を読むことができます。
VISI Version 11.01以前に作成された図形ファイルではパラソリッド曲面のみが読込まれ、これ以降のバージョンで作成されたファイルでは、 点、輪郭、点群や曲面を読込むことができます。
点の自動検出
入力ファイルにある上部点を読み込み、自動的に検出します。これらの点は三角メッシュ化され、他の三角メッシュ形状と同じように扱われます。
境界に関する増強機能
領域オフセット
境界を領域として、もしくは個別の境界としてオフセットできるようになりました。
オフセットの回数指定
1本の境界を複数回オフセットできるようになりました。
いったん作成されると、これらの境界は「境界沿い加工」を使って一つの操作で加工されます。
新しい加工パス
コア荒取り
コア荒取りでは、工具は加工物の外側からスタートします。前バージョンで作成されていた標準のキャビティ領域のクリアランスパスのように、加工物の中央で全面切削するわけではありません。
スパイラル荒加工のアルゴリズムは、自動的にコア領域を検出し、適切に工具軌跡を分割するようになりました。
加工物にコア領域とキャビティ領域の両方がある場合、システムは自動的にコア荒取りとキャビティ荒取りを同じ加工計画の中で切り替えます。
この機能は、スパイラル荒加工ダイアログボックスで「コア領域検出」にチェックを入れていないと有効になりません。
穴あけ
様々な穴あけサイクルを定義できるようになりました。
ドリル、ペッキング、リーマ、ボーリング、ファインボーリング、タップ
これらのパス計算は、 Machining STRATEGISTがファイルの読込み時に自動的に検出した三角メッシュ点から計算されます。
境界の拘束内でも穴あけ加工が可能です。パート曲面に対して工具とホルダの干渉チェックを行い、プロテクト曲面(障害物)のセットも指定できます。
リンクの時にプロテクト曲面(障害物)を追加すると、第2の曲面セットとして留め金や他の障害物を避けることができます。
交差加工
立壁の加工の場合、等高線加工か走査線+交差加工を使用します。
「補助角」という新しいパラメータを使用すると、指定された工具の接触角度でパス作成が制限されます。作成されるパスの進行方向に補助角が使用されます。
補助角を60°に設定すると、工具軌跡は60°の切削方向に制限されます。
あらゆる走査線加工から 交差加工 が選択できます。 元のパスと同じパラメータを使って、自動的に垂直なパスを作成します。
走査線荒取り加工
走査線加工に追加された新しい機能では、ステップダウンを指定できるようになりました。
ステップダウンを使用すると、走査線加工パスを高さごとに分割します。つまり、仕上げの走査線加工パスを軸方向にオフセットして再加工する必要がなくなりました。
このオプションでは、固い金属の「側面加工」に適したパスを作成することができます。
加工に関する増強機能の追加
軸方向オフセット加工
前回からサポートされていた平坦部加工と境界沿い加工に加え、スパイラル加工、モーフィング加工、ペンシル加工でも軸方向オフセット加工が使用できるようになりました。
曲面を用いた編集
パス作成と同時に、全ての加工パスをパート曲面(一定の残り代で降りる)や、曲面の別のセットまで編集できるようになりました。これはまた、前回サポートされていなかった走査線荒取り加工も含みます。
2D オフセット投影パス
境界の複数オフセット機能を使い、複数のオフセット境界から境界沿い加工を作成すると、複数の2Dオフセット投影パスが作成できます。
工具軌跡リンク
コア荒取り
コア荒取りに新しいリンクオプションが二つ追加されました。全面切削最小化と逆方向リンク最小化です。
両方向加工
コア荒取り加工とキャビティ荒取り加工に対し、加工パスをリンクできるようになりました。
これでダウンカットとアップカットを使い、Z回避を減らします。
境界加工パスを両方向にリンク
境界沿い加工パスを両方向でリンクする場合、システムは最初のパスの最後を一番近くのパスにリンクし、必要なら加工方向も反対にします。
水平リードイン,リードアウト
現在 Machining STRATEGIST では、ペンシル加工と等ステップオーバ加工という投影加工のリード動作には全て1oのデフォルト半径を使用しています。
工具軌跡編集
工具ホルダによるスパイラル荒加工パスの編集
工具ホルダでスパイラル荒加工軌跡を編集できるようになりました。これは、仕上がり形状に対して工具ホルダ干渉チェックができます。
未加工ストックに工具干渉しないように、編集された最初のパスに続いて任意の工具ホルダを持ったパスが自動作成されます。
工具軌跡分割
工具軌跡は、「工具アニメーション」で一時停止させた位置で分割するか、「工具軌跡メニュー→分割」を選ぶと分割できます。コア荒取りに新しいリンクオプションが二つ追加されました。全面切削最小化と逆方向リンク最小化です。
ユーザーインターフェース
工具ホルダ設定
直径とZ高さを入力する代わりに、新しくグラフィックインターフェースを使って、工具ホルダを定義できるようになりました。
いったん数値ボックスを使って定義してから、グラフィック領域でその値の上をクリックすると、それぞれの領域を編集したり、削除やデリートキーで完全にその部分を削除できます。
また、グラフィック領域で値を選択し、追加ボタンを押すと、更にパートを追加することも可能です
工具ページ ルーラー
工具のグラフィック領域で右クリックすると、工具の片側ですぐに目標がわかるように、計測ルーラーを表示するオプションが利用できるようになります。
計測
□ 曲面の面直方向からの表示
履歴ツリーで曲面セットをハイライトし、 「N」キーを押しながらマウスボタンであるところをクリックすると、そこから曲面を面直方向に表示できます。
このビューは、「V」キーを押すと反対側から確認できるようになり、「シフト」キーと「V」キーを押すと垂直になります。
□ 計測モード
「コントロール」キーと「シフト」キーとマウス右ボタンで計測を開始したい曲面を選択し、キーを放すと、以下のコマンドが利用できます。
"L" - 距離計測
"A" - 角度計測
"N" - 法線方向計測
"R" - 半径計測
□ 穴中心へのデータ再計算
円に半径が表示されると、「D」キーを押すことで形状の中央へデータが移動します。これで、円の中心へX、Y、Zデータが移動します。「シフト」キーと「D」キーを押すとX、Yだけが移動し、Zは現在の加工物のZ=0に設定されます。
工具軸方向残り代
Machining STRATEGIST Version 5では「垂直残り代」という機能がありました。
これは、この機能の特徴をよりわかりやすく表現するために、工具軸方向残り代と名前を変更しました。残り代は工具がどんな角度でも工具軸に適用されるので、3+2軸加工を行う場合、現在の工具軸にこの残り代が適用されます。
その他
□ 工具アニメーション - 経過時間
ダイアログボックスで、工具軌跡のある地点での経過時間を確認できるようになりました。
この値は、上側のスライドバーで選択した送り速度に関連しています。
□ 3+2軸加工のシルエット境界
「コントロール」キーと「シフト」キーを押しながらシルエット境界を選択すると、境界は現在のビューに対して作成されます。
□ 3+2 軸加工の境界ボックス
加工操作を行う時に「コントロール」キーと「シフト」キーを押すと、前に定義した境界が履歴ツリーから選択されていない場合、現在のビューに対して境界ボックスが作成されます。
□ マクロのコメント
マクロを保存する時に、コメントを挿入できるようになりました。このコメントはマクロ実行時に表示されます。
□ テンポラリファイルホルダのカスタマイズ
ツールメニュー→オプション→一般ページに新規オプションが追加されました。作成されるテンポラリファイルのホルダを指定できます。
□ 三角メッシュ表示
新しい表示タイプで、基本の三角形メッシュで形状を表示します。これは非常に大きな加工物の通常表示とダイナミック表示で使用します。
□ ストックモデル
3D ストックモデルは穴あけ加工パスと工具軌跡でも使用できるようになりました。一つのストックモデルを作るのに、複数の加工軌跡を使用できます。
□ Vericut インターフェース
Vericutアプリケーションに対する新しいポスト処理が追加されました。この処理は、ストックサイズと正しい3+2軸情報に対して追加するレコードを出力します。
□ テンポラリファイル
Machining STRATEGISTが正常に終了しなくても、テンポラリファイルは自動的に削除されます。
□ STL & RAW 出力
三角メッシュデータはRAWデータ(三角形メッシュのみ) やSTL、バイナリやテキスト形式で出力されます。